ぐろまぐろ

アニメの感想を不定期に書いています。。暇な時に読んで下さい。。。

エヴァ(テレビ版)を見返して。①(1〜4話)

エヴァ新劇3作を見返してから、続けてテレビ版も見返しています。テレビ版は、新劇と多少違うところもありますが、大まかには行間を補うような感じで、新劇には出てこない情報も多々出てきて楽しいです。やっぱり面白いですね、エヴァ。設定や演出もそうなんですが、心の内面が細かく描かれているので、キャラクターを深くまで理解できて面白いと思います。

1〜4話のあらすじは、まず、シンジがゲンドウに呼ばれてNERVに行き、エヴァに乗るよう言われます。そこで、自分が乗るしかないと思い、乗るも、事故を起こしてクラスメイトに殴られたり、乗るも乗らないも好きにしろと言われたりして、戸惑います。結果、シンジは家出をするのですが、街に疎外感を感じ、次第に帰りたくなります。更に、出先でたまたま出会ったケンスケに共感したり、駅まで見送りに来ていたトウジらの温かさに触れたりします。また、一方でミサトはシンジの口下手を理解し、自分が言ったことを反省します。これらの出来事から、シンジも、ここに自分の居場所があって、ここにいたいという気持ちに気付くという感じです。

私的には、ここでの一番のポイントは、シンジとミサトのすれ違いだと思いました。シンジは、みんなに言われたからエヴァに乗ってあげてるのに、全然評価されなくて、更に叱られ、辛いのに、口下手なせいで上手く伝えられない。一方、ミサトはそれに対して、もっと自信や誇りを持ってエヴァに乗るように、そう思えないなら乗らないべきと主張しています。ざっくり言うと、シンジは自分を認めて欲しいのに、ミサトは嫌々乗るなら乗るなということですね。このすれ違いの解消は、4話ラストで印象的なカットを用いて描かれています。また、ヤマアラシのジレンマという話題もあって、近づきすぎるのが怖くて人に近づけなかったシンジが、頼れる仲間、友達を見つけ、これを解消するというのも1つポイントだと思います。

初号機に乗れる貴重なパイロットなんだから、NERVはちゃんとケアしろよとは終始思っていましたが、いずれ戻ってくることをNERVは見越していたのでしょうか。。。今から、5話を見ます。また気が向いたら更新します。それでは。

 

ゆるキャンを見て。

今週から2期が始まるということで、ゆるキャンを見てみました。ゆるキャンは、キャンプを題材にした日常系アニメですね。だらだら見れて、かつ、キャンプの楽しさにも触れられる良アニメだったと思います。また、劇中にキャンプの豆知識などもあり、作者のキャンプ好きがとても感じられて、楽しかったです。ゆるキャンを見た多くの人はそうなると思うのですが、私も例に漏れずキャンプに行きたくなりました。

 

ゆるキャンの主人公は、集団行動をあまり好まないキャンプ経験者、志摩リンと、彼女と会ってキャンプに興味を持ち始めるキャンプ初心者、なでしこです。キャンプを通じて、この2人の距離が縮まっていくのがこのストーリーの大筋であり、見どころです。主人公が経験者と素人の2人いることで、両視点からキャンプを眺められて、初心者にもその良さを存分に伝えられていると感じました。

また、雰囲気がとても良く、音楽がそれを上手く引き立てていると感じました。牧歌的でゆったりとしたBGMが雰囲気によく合っていたと思います。OP、EDも良曲でした。

 

このような日常系+1のアニメはとても好きです。また、2期のPVを見たのですが、1期同様、いや、私的には1期以上に音楽や雰囲気がとても良いと感じたので期待しています。ストーリーにもどのような展開があるのか楽しみです。ここまで読んで頂きありがとうございました。また適当に更新します。

新劇エヴァを見返して。

遂に新作『:||』の公開日が決まって、新しいPVも公開されましたね。これで新劇エヴァは完結して、全ての謎が明らかになることでしょう。楽しみですね。

復習に新劇3作を見返したので、新作の公開に向けてその感想を書いてみます。(以下、ネタバレを含みます。)

 

私は10年くらい前に初めてエヴァを見たのですが、当時は意味の分からない用語や独特な演出に圧倒されてしまい、恐らくその衝撃で、ストーリーや結局何の話だったのかをほぼ覚えていませんでした。

今改めて見返してみて、これはシンジ君の、自分の心の中の矛盾との葛藤を描いた物語だということに気付きました。シンジ君はエヴァに乗りたくないけれど、乗らなくてはいけないのです。自分が乗らなければ人類が滅ぶかもしれないけれど、一方、自分が乗ることによって友人が死にかけてしまったりするという、14歳が背負うには重すぎる矛盾と戦っているのです。この葛藤が序、破、Qと物語が進むごとに激化していきます。

例えば、レイを助ける為に取った行動でサードインパクトを起こしかけてしまい、地球をめちゃくちゃにしてしまうけれど、レイが助からなかったり、その後、14年振りに意識が戻ると、今まで信じていたミサトさんを含むNERVやアスカが敵対していて、あれだけ乗れと言っていたエヴァに乗るなと言うのですが、結局乗ってしまい、勘違いでフォースインパクトを起こしかけたりします。それも、全て父ゲンドウの手中で。あまりに気の毒ですね。

新作『:||』では、人類と地球の運命や、人類補完計画の行く末、破からQの間の14年に何があったのか等々、明らかになって欲しいことは沢山ありますが、一番に思うことはシンジ君が報われて欲しいということです。これだけ優しくて、今まで頑張ってきたので、最後は笑ってラストを迎えて欲しいです。また、エヴァ特有の演出やアツい戦闘シーン、格好良いセリフも楽しみです。

 

さて、これを書いていて、テレビ版のエヴァも見たくなってきたので、次はそれを見返そうと思います。気が向いたらまた更新します。読んで頂き有り難うございました。