ぐろまぐろ

アニメの感想を不定期に書いています。。暇な時に読んで下さい。。。

エヴァ(テレビ版)を見て。(19,20話)

19,20話のまとめです。

 

トウジを怪我させてしまったことを受けて、シンジくんはエヴァパイロットを辞退しますが、その時、使徒が襲来します。更に、ジオフロントに侵入され、零号機、弐号機も大破してしまいます。その時、シンジくんは再度初号機に乗ることを決意します。一度は活動限界を迎えますが、暴走して、使徒を撃破します。ですが、シンクロ率が400%を超え、シンジくんはエントリープラグの中に溶けてしまいます。ですが、何とかサルベージすることに成功し、復帰します。

シンジくんがエヴァに再び乗ろうと決意した理由は、零号機や弐号機が大破したのを見て、純粋にレイやアスカを助けたいと思ったことや、カジと話し、今みんなを救えるのは自分しかいないことを認識したことによると思います。トラウマもあり、乗りたくない気持ちもあるけれど、それ以上に自分がやらなければいけないと思い、初号機パイロットとしての自覚、使命感を覚えたのだと思います。また、レイが自爆するのを見て、ゲンドウが動揺しているシーンがありました。レイは、自分では代わりはいるもの、と言っていましたが、ゲンドウにとって、レイの代わりはいないのかもしれないですね。レイの正体はまだ明かされていないですが、それと関係があるのかもしれません。何にせよ、ゲンドウはレイを相当大事に思っていることが伺えます。また、シンジ君のサルベージ計画の際、彼はなぜエヴァから出てきたのでしょうか。シンジくんがエヴァに乗る理由は、みんなに必要とされたいからであり、頑張ってエヴァに乗って使徒を倒していることを、もっと褒めて欲しいと思っています。また、レイやアスカ、ミサトさんにもっと必要として欲しいと思っており、一方で、昔、両親にも愛されていたことも思い出します。この後、授乳の一枚絵があって、シンジくんは排出されます。これらより、昔、両親から無償の愛を受けていたことを思い出して、寂しさは少し落ち着き、エヴァパイロットの自覚、責任感を思い出し、もう少し頑張ってエヴァに乗ってみようと、また、その使命感から、みんなを守る為に現実に戻ろうと思えたのだと思います。話の途中に、10年前、同様にエヴァからサルベージしようとして失敗したことがあったと言うセリフや、ミサトがカジから受け取ったカプセルの正体、また、S2機関を初号機が使徒を食うことで取り入れているというセリフも気になりますね。

 

シンジくんが無事に帰って来れてよかったですね。また、碇家には過去何があったのでしょう。結局エヴァって何なんでしょうか。これからも楽しみです。それでは。

エヴァ(テレビ版)を見て。(17,18話)

この辺りからだんだん見るのが辛くなってきます。。。

 

第二支部、4号機が消滅したことを受け、アメリカの第一支部からNERVへ3号機が輸送されることになり、そのパイロットにトウジが選出されます。ここで、シンジらが通う学校はパイロット候補者を集めて保護するためのものだと分かります。これに対してトウジは、妹やシンジの件もあったので、悩んでいる様子でした。またこのことを、ミサトはシンジにだけ伝えそびれてしまいます。試験運転中、トウジが乗る3号機は暴走してしまい、これを使徒とみなし撃破しろ、との命令が下ります。これにシンジが、中のパイロットを憂慮して「殺すくらいなら死んだほうがマシ」と躊躇すると、ゲンドウは操縦をダミーに切り替え、3号機を撃破します。トウジは無事でしたが、意識不明のままエントリープラグから出てくる彼の姿を見て、シンジは発狂します。

一方で、トウジがエヴァパイロットに選出され、後に事故に遭うことも知らないで、健気に彼のお弁当を作っている委員長がとても可哀想でしたね。また、アスカがミサトと顔を合わせなくなっているのは、結婚式の日のカジの件からでしょう。アスカも中々報われませんね。シンジがレイの部屋のゴミを片付けるシーンでは、レイが照れながら、「あ……ありがとう」と言いますが、気にかけてくれるシンジのことが気になり始めて、これまで無表情だったレイに感情が芽生えてきていることが分かります。また、シンジは、トウジに、転校当初に比べて変わったと言われていますが、シンジは曇った表情をしており、後にシンクロ率も下がっています。これは、シンジのことを理解しようとしたり、馴染んできたりして、シンジに対するトウジの印象が変わっただけだと思います。なので、シンジとしては、自分のこと理解してくれていないという不信感があったのかもしれません。また、カジがスイカを育てているシーンがありましたが、スイカはカジにとっての拠り所なのかもしれないと思いました。二重スパイをしており、ミサトもスパイ先の人間なので、信頼できる人がいないというのもスイカを大事にしている理由の1つにあるかもしれませんね。

 

さて、S2機関や死海文書などまだ謎は残っています。ここから回を重ねるごとに辛くなっていきますが、何とか最後まで見ようとしてみます。それでは。

エヴァ(テレビ版)を見て。(14〜16話)

このパートでは、前回までの復習をした後、エヴァ使徒、NERVやSeele等の謎に少しずつ踏み込み、深めています。また、カジとミサトがヨリを戻したり、レイやアスカがシンジに興味を持ち始めるシーンもありました。

 

ここで判明する重要なことは、カジさんが内務省からのスパイであること、SeeleとNERVの目的が異なり、ゲンドウの目的はそれとは別に存在すること、NERV本部地下にアダムの死体があること、マルドゥック機関は存在せず、エヴァ搭乗者はNERVが選出していること、等です。また、ダミープラグの開発について、初号機が特別視されている理由、零号機が暴走した理由、アダム計画やロンギヌスの槍などの単語、レイの正体、S2機関など、他にも謎が盛り沢山です。。。

ミサトがカジとヨリを戻す一方、レイやアスカはシンジに興味を持ち始めます。アスカがシンジとキスをするシーンがありますが、これは、キスに対する単純な興味からでしょうか。もしくは、本人は気付いていないようですが、シンジのことが好きだからであるとも考えられます。アスカは、大人な自分が、子供のようなシンジに恋愛感情を抱くはずがないと思っているため、自分の気持ちに気付いていないのかもしれないですね。

また、ミサトさんがNERVには秘密があることに気付き、興味を持ち始めます。更に使徒も襲来し、エヴァを取り込もうとしたりもします。何とか撃破しますが、使徒が段々賢くなってきていることが分かります。

 

盛り沢山でしたね。情報が多過ぎて、謎が更に増えて、頭が追いつきません。。。さて、これから終盤にかけてどうなっていくのか目が離せませんね。それでは。

エヴァ(テレビ版)を見返して。(12,13話)

このパートでは、主にミサトとリツコのキャラクターを掘り下げています。平和なエヴァはこの辺りまでですかね。。。

 

さて、12話からは、シンジくんは今のところ父に褒められることがエヴァに乗る理由であり、ミサトは父親を殺した使徒に復讐することがNERVにいる目的であることが読み取れます。その為、それぞれが、シンクロ率や昇進で褒められてもあまり嬉しく思えないのだと思いました。また、ミサトがどこかイライラしていた理由は、人の顔色ばかり気にしてヘラヘラしているシンジに自分が重なったからではないかと思います。アスカが怒っていた理由は、自分が今まで一喜一憂していたであろう数字に対して、シンジが関心を示さなかったので、自分がバカみたいに見えたからだろうと思います。不器用で人の気持ちを読み取るのが下手な点も、シンジくんとミサトさんは似ていますね。

13話ではリツコとマギについて語られているのですが、ここでマギは、リツコの母の人格を移植されて開発されたスパコンだと分かります。また、猛スピードで進化し続けながらNERV本部に侵入して、マギをハックし、自爆しようとする使徒に対して、逆に進化を促進させることで撃破する作戦を立案し、無事自爆を食い止めます。派手なアクションはないとのの、アツい頭脳戦が見られ、また、リツコのキャラクターや有能さも感じられで、面白かったです。

 

さて、ここまでで大体前半が終了したと思います。ここから少しづつエヴァ特有の精神世界のような描写が増えてきます。楽しみですね。

今から14話を見てきます。それでは。

 

 

 

エヴァ(テレビ版)を見返して。④(8〜11話)

8話からは主にアスカの話題になっています。ここでは、大人と子供の対比が強調されていて、その狭間で子供から大人に移り変わって行く、14歳のチルドレンの様子が主に描かれているように見えました。また、ミサトとカジの関係や、使徒セカンドインパクトの謎も少しづつ明らかになっていきます。

 

アスカは、大人になりたい、大人っぽく振る舞いたいけれど内面がまだ子供っぽい、丁度その狭間のキャラクターとして描かれているように見えました。また、シンジとアスカは一見ケンカばかりしているように見えますが、2人の相性がとても良いことも分かります。更に、シンジがアスカを救ったりもして、友情が深まって行く様子も伺えます。一方、故郷から1人日本に来て、強がっているものの本当は寂しがっているアスカに対して、シンジは共感しているのですが、その感情が性欲と混ざってしまい、困惑しているように見えるシーンもあります。これも子供から大人への遷移を象徴しているように見えました。また、11話ではゲンドウが格好良かったですね。目的のためには手段を選ばず、NERV本部停電の際にはエヴァを起動するため、自らが現場で手を動かしていました。また、使徒の目的として、人間が電気を使うなどして自然に背いたから、とシンジ君は想像していましたが、どうなのでしょう。

 

さて、カジが持ってきたアダムや、セカンドインパクトの本当の原因、使徒の目的、停電の原因など、まだ謎は多く残っています。これからこれらが解明されるのが楽しみです。それでは。

エヴァ(テレビ版)を見返して。③(7話)

7話は独立していて、8話以降とパートが分かれていると思ったので、ここではまず7話の感想をまとめます。

 

7話は、人の造りしものというタイトルですが、これは恐らくJAとセカンドインパクトの歴史の捏造のことを言っているのでしょう。どちらも、人の造りしものですね。

さて、JAの暴走をミサトさんが直接入って行って食い止めるのですが、ここでまたミサトさんの有能さが垣間見えます。後にNERV本部にて、この暴走はミサトの行動以外はシナリオ通りと言われていることから、これは、JAのプログラムをNERVが書き換えたためと考えられます。そう考えると、NERVは何かJAを排除しなければならない理由があるのでしょう。最初はJAとエヴァが協力した方が良いと思ってましたが、あのたらい回しや簡単にプログラムを書き換えられている様を見ると、これでは協力できないと思いました。また、深読みかもしれませんが、パスワードが「希望」から何かに変更されたのは、希望だけでは生きていけないというメッセージではないかとも思いました。

一方で、シンジはミサトを家族と思い始められるようになりますね。最初は違和感を感じていたようでしたが、家でだらしないミサトを見れるのはシンジだけだということに気付くなどして、次第にそう思えるようになります。

また、セカンドインパクトの原因と使徒との戦闘の目的がシンジに伝えられますが、的を射ていないように感じました。なぜ使徒と戦うことでサードインパクトが未然に防げるかということが明確でないように思えたからです。何かまだ騙されている気がしますが、後々明らかになることでしょう。

 

さて、まだまだ序盤です。ここから更に物語が展開していき、謎が明らかになるのが楽しみです。それでは。

エヴァ(テレビ版)を見返して。②(5,6話)

ここまでが新劇で言うと序の部分ですね。5,6話は、ヤシマ作戦やレイとの絡みなど、アクションもドラマもてんこ盛りで、更に格好良いシーンやセリフも沢山登場して、とても充実していて好きなパートです。また、ここでは主にレイにフォーカスしていたので、それに合わせてレイがEDを歌ってましたね。

 

さて、目玉は何と言ってもヤシマ作戦でした。日本中の電気を集めて使徒のコア一点に照射するとかいう激アツ作戦です。人類の総力を上げて使徒に立ち向かって行くという構図に胸が熱くなりました。

また、作戦後に、シンジがレイに駆け寄るシーンは、改めて見ても感動的でした。出撃前、エヴァに乗る理由を聞かれると「みんなとの絆だから」、「他に何もないから」と、直前に「さよなら」と言って、儚げに覚悟を決めて出撃して行ったレイ。作戦終了後、レイに駆け寄り、「そんな悲しいこと言うなよ」と泣き出すシンジ。レイに「こんな時、どんな顔をして良いかわからない」と言われ、「笑えば良いと思うよ」と答えると、シンジにゲンドウを重ねて微笑むレイ。この時、シンジの中では様々な感情がぐしゃぐしゃになっていたと想像できますが、私は、シンジにとってレイが希望に見えたのではないかと思います。お互い辛いけれど、負けないで頑張っていこうと。また、レイに自分を重ねて、失望するな、と言い聞かせているようにも見えました。ミサトの言葉を借りると、希望的観測は人が生きていくための必需品ですからね。一方、ここでレイは何を思っていたのでしょうか。恐らく、自分の新しい居場所を見つけたのだと思います。ゲンドウの眼鏡を携帯していることからも読み取れますが、レイにとってゲンドウはとても大切な人なのでしょう。それは、零号機が暴走した時、自分を助けてくれたことに象徴されますが、自分を必要としてくれていたからだと思います。すなわち、レイが生きていることに嬉しいと、生きていて欲しいと思ってくれた数少ない、もしくは唯一の人だったのでしょう。そのため、エントリープラグを手を火傷しながら開け、助けようとしてくれたシンジが、状況も相まって、ゲンドウと重なって見えたのだと思います。

 

思いの外長くなってしまいました。さて、今から7話を見てきます。それでは。