ぐろまぐろ

アニメの感想を不定期に書いています。。暇な時に読んで下さい。。。

エヴァ(テレビ版)を見返して。②(5,6話)

ここまでが新劇で言うと序の部分ですね。5,6話は、ヤシマ作戦やレイとの絡みなど、アクションもドラマもてんこ盛りで、更に格好良いシーンやセリフも沢山登場して、とても充実していて好きなパートです。また、ここでは主にレイにフォーカスしていたので、それに合わせてレイがEDを歌ってましたね。

 

さて、目玉は何と言ってもヤシマ作戦でした。日本中の電気を集めて使徒のコア一点に照射するとかいう激アツ作戦です。人類の総力を上げて使徒に立ち向かって行くという構図に胸が熱くなりました。

また、作戦後に、シンジがレイに駆け寄るシーンは、改めて見ても感動的でした。出撃前、エヴァに乗る理由を聞かれると「みんなとの絆だから」、「他に何もないから」と、直前に「さよなら」と言って、儚げに覚悟を決めて出撃して行ったレイ。作戦終了後、レイに駆け寄り、「そんな悲しいこと言うなよ」と泣き出すシンジ。レイに「こんな時、どんな顔をして良いかわからない」と言われ、「笑えば良いと思うよ」と答えると、シンジにゲンドウを重ねて微笑むレイ。この時、シンジの中では様々な感情がぐしゃぐしゃになっていたと想像できますが、私は、シンジにとってレイが希望に見えたのではないかと思います。お互い辛いけれど、負けないで頑張っていこうと。また、レイに自分を重ねて、失望するな、と言い聞かせているようにも見えました。ミサトの言葉を借りると、希望的観測は人が生きていくための必需品ですからね。一方、ここでレイは何を思っていたのでしょうか。恐らく、自分の新しい居場所を見つけたのだと思います。ゲンドウの眼鏡を携帯していることからも読み取れますが、レイにとってゲンドウはとても大切な人なのでしょう。それは、零号機が暴走した時、自分を助けてくれたことに象徴されますが、自分を必要としてくれていたからだと思います。すなわち、レイが生きていることに嬉しいと、生きていて欲しいと思ってくれた数少ない、もしくは唯一の人だったのでしょう。そのため、エントリープラグを手を火傷しながら開け、助けようとしてくれたシンジが、状況も相まって、ゲンドウと重なって見えたのだと思います。

 

思いの外長くなってしまいました。さて、今から7話を見てきます。それでは。